友人夫婦と20年ぶりの再会

日記

私の性格や今までの生活環境も相まってか、私にはいわゆる”親友”と呼ぶような友人がいません。
折りに触れ近況を話したり、相談したりする友人は少しだけいます。一人は専門学校時代の友人(同世代既婚女性・DINKS)、一人は学生時代の友人(ゲイ)、一人は気心の知れた同業者(男性→女性のトランスジェンダー・シングルファザー)。なんというか…少人数の割に個性の振り幅が広く、ニュートラルな意見を聞く機会がないまま今まで来ていました。

私は、世の中のご家庭・ご夫婦がどうやって子どもと関わっているのか、とか、男親って家庭や子どものことをどう考えているのかとかを知りたくてたまりませんでした。その上で、今の自分の状況はどうなんだろうと考えてみたかったんです。

かねてより”近況をつまびらかに話して、意見を聞いてみたい”と思っていた友人がいました。趣味つながりの友人だった男性で、今は年賀状とSNSのみのつながりです。奥さまとも顔見知りで一緒に出かけたこともあり、お子さまが生まれてからご家庭にお邪魔したこともありました。あれからもう20年経っていました。でも、話をできるなら、この男性くらいかな、と思っていました。

相談を持ちかけるまでとても悩みました。既婚の男性ですし、内容が内容でしたから。ただ、先日の日記でも書いたように今本当にストレスまみれで、処方されているお薬でも、一人の息抜きでももうどうにもならない。意を決してSNSでその男性に近況と会って相談できないか打診したところ、返ってきた返事が『俺と?嫁と?』でしたので「どちらでも」と伝えたらありがたいことにお二人で時間を作ってくれました。

実に5時間ほど、ファミレスで喋り倒しました。最初の1/3くらいはお互いの近況交換、そのあと、私の身の上相談をさせてもらい、たくさん話をしました。友人男性は”芯の通った男親”、という感じで、昭和の頑固親父を平成の社会にうまく調和させたちょい悪オヤジになっていました。奥さまもそのちょい悪オヤジをうまく受け止め、受け流し、本当に調和の取れた夫婦だなあと改めて感じました。
ここではすべてを書ききれませんが、友人男性のSNSは何気ない日常の投稿から夫婦愛と家族愛がにじみ出ているんです。

話をしながら、友人は私の夫のしたことに憤っていましたし、その夫とまだ家族でいなければならない私のことを心配してくれていました。友人は私より一回り近く年上です。昔から私のことを妹のように気にかけてくれていました。(ありがたいですけど、奥さまからしたらちょっと嫌ですよね。でも、奥さまはそういう一面も含めて友人男性のことを受け止めているんだと思っています。)

貴重な休日に時間を作ってくれた友人夫婦には本当に感謝しかありません。
私は、自分の気持を吐き出して楽になれた反面、友人男性のアドバイスを受け止めることにとてもエネルギーを使いヘトヘトでした。夫のマイナスなところを歯に衣着せぬ物言いでガツンと言ってくれる人が今までいなかったからかもしれません。

ただ、友人男性も言っていましたが、私の片方の話しか聞いていないから、そこに対するアドバイスしかできないけれどね、と。双方から話を聞いたらまた違う意見もあるんだと思います。
この友人と話をしてから、なおさら夫に問いたくなりました。私の何が嫌で何がダメで不倫に走ったのか、と。

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